チームワークが必要な競技って私は好きじゃなかった。
サッカーとか、バスケとか、野球とか、
どれも人並みに以上にできたけど、どうも好きになれなかった。
なんでかなーって考えた時に、当時の私の根本の考え方として、
【協力するってのは、他人の為に妥協するってこと】って意識があったからだろう。
だから協力しなければいけない状況は嫌いだったし、協調性なんてのも大嫌い。
お互いがお互いに自分のやりたいことをやって、
その前提で結果として互いが互いの利益になるのが良好な関係なんだと考えていた。
何せ【足を引っ張るのも、引っ張られるのも嫌い】って感覚だった。
だから個人競技はとても得意でやりこんだけど、集団競技は大嫌いだった。
バトミントン、ボクシング、剣道、柔道、空手、ダーツ、ビリヤード、ボーリング。
まぁこの辺は自分から興味をもって学んだものも多いけど、
サッカーやバスケには興味を持つことが出来なかった。
でも大人になって気づいたんだけど、それって物凄い大問題で、
そもそも【他人の為に妥協すること】って現代社会でサラリーマンをやろうと思うと、
ほぼ必ず求められる能力になってしまうんだよね。まぁ私の場合はそれが嫌いで、
その能力を育むこともしなかった。そういう意味では社会適応出来なかった。
そんな時にLOLと出会ったんだよね。
初めはただ画面と向き合って一人でプレイするゲームだったから、
【チーム競技】に嫌悪感を持つ私でもすんなり始められてしまったのだ。
LOLっておもしれえな。おもしれぇけど勝てねぇな。なんで勝てないんだろう。
勝ちたいな。そこから全てが始まった。
勝つと気分が良い、負けると悔しい。
自分は頑張っているのに味方がFeedして負けると腹が立つ。
自分がFeedしたときや自分のせいで味方が倒された時はなおさら腹が立つ。
まさに【足を引っ張るのも、引っ張られるのも嫌い】って状況。
「あれ!?なんで俺こんなゲームやってんだ??」とはならなかった。
「どうやったら勝てるようになるんだ??」だった。当時私はブロンズだった。
そんな時に、
「Carryすれば勝てるよ。LOLはCarryするんだよ。」って教えてくれた人が居た。
その人はLee sinとかJungleRivenとかで物凄いCarryしていた。んでもって、
「なるほどそうか、兎に角先ず自分が勝って、次は味方を勝たせるのか!」と気付く。
そんなことをやっていくうちに段々と勝てる様になっていった。
だがどうしてもうっかりミスや操作ミスで自分がFeedしてしまう事がある。
そういう時に味方がとっても育っている時に、
「なるほどそうか、勝ってる味方に、次は自分が勝たせて貰えばいいんだ」と気付く。
つまり、【足を引っ張り、引っ張られる】じゃなくて、
【味方が弱い時は手を引っ張ってやって、
自分が弱い時は味方の手を引っ張ってもらえばいいんだ】
って気づいたんだよね。これは自分にとっては大きな衝撃だった。
もちろんいつも言っているけど、味方任せにして勝つって意味ではないからね。
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実は私は若い頃?就職面接のときに、
「あなたが最近成長したことは何ですか?」って聞かれて、
恥ずかしながら言葉に詰まってしまったことがある。
そんな急に【成長】って言われたって人の成長は断続的にするもので、
何かハードルを超える様なジャンプの様な成長ってしないと思っていたんだ。
でもね、この時は、「あっ…成長したかも」って思ったね。
能力は何も変化していないけど、モノの価値観が大きく変わった瞬間だった。
それからは一気に変わった。
Gold安定は当然。Rankedを回せばどんどん上昇していった。
時間とモチベが足りなくてS4はPlatにとどまったけど、
S5はDiamond、S6もDiamond。
だから味方が雑魚なら、責めないで手を取ってやればいい。
足を引っ張られるんじゃなくて、自分から手を差し伸べてやればいい。
自分が味方の足を引っ張りそうになった時は、
足を引っ張るんじゃなくて、手を取ってもらえばいい。
まとめ
・味方が雑魚ならCarryしてやれ。
・味方が強ければCarryしてもらえ。
・何故なら個人競技じゃなくて5:5の「TeamGame」だから。
人の能力ってのは違う。
マップコントロールやローテーションが得意な奴もいれば、
CS精度がずば抜けている奴もいるだろうし、相手の行動予測に長けている奴や、
ただただレーンでのダメージ交換や操作がうまいって奴もいるだろう。
その中で知らない5人 が協力して敵に打ち勝つのがLeague of Legendsだ。
後書き
この価値観は私の人生にも大きな影響を与えて、
まぁ結局サラリーマンとしては成功しなかったんだけど、
自分で言うのは烏滸がましいが、今ではそれなりに人生に成功?したと思っている。
私はLOLが大好きだ。LOLはいろんなことを学ばせてくれる。
それこそ頭がおかしいんじゃないか?と思わされるような、
罵詈雑言や他人を非難することしかできない人との出会いも、
私の人生に寄与してくれている。物凄くいい経験を与えてくれた。LOLはいいものだ。